驚きのウレタンゴムローラー研磨!裏側まで大公開!!(PPDI系ウレタンゴムローラーの研磨加工を隠す事なくお見せします!)

コチラの動画は2023年8月25日のウレタンゴム研削・研磨加工場場にて、今週の金曜日からまだまだ終わらない暑い夏で頑張ってくれている加工作業員さんの工程をを隠す事なくお見せしています。

当社では、2009年からウレタンゴム研削・研磨加工を行っております。それまで以前の1969年創業~2008年までは液状注型ウレタンゴム加工のみ行って来ておりました。其れはそれで良かったのですが、短納期対応と加工を行うことでよりその前の工程である注型工程の
真剣度合が上がるメリットを考えてウレタンゴムの研削・研磨工程を自社で行うことにしました。

この動画には直接関係ないですが、当社株式会社立成化学工業所が扱っておりますウレタンゴムの事について少しお話しさせて頂きます。

さて、ここでそのウレタンゴムの特徴をあげてみたいと考えます。

ウレタンゴムは以下の3つの特徴がありますが、その3つの特徴を生かすような砥石
を選んで使用しています。
1.耐摩耗性が抜群である
ウレタンゴムは耐摩耗性がよく、それがウレタンゴムの良さです。しかしながら、
耐摩耗性が良いという事を逆説的に考えますと研磨は難しいということも言えます。

なかなか削れないというのが現状です。又、普通の合成ゴムとは比較にならない
くらい耐摩耗性が良いため(3.7倍とも言われてます←一説です。)
熟成されたウレタンゴムローラーを研磨する際にはどうしても熱を持つ可能性が
あります。

普通で考えますと、水などを研削物に掛けて冷やす方式であります湿式の研磨機
を使うことが多いのです。しかし、当社では乾式の研磨機を使っております。

コレは、研磨工程現場が汚れない・研磨機が錆びない・作業者の掃除頻度が低く
なるなどのメリットを考えて乾式の研磨機を使用しています。

ただし、研磨の時に研削物に蓄熱しないような砥石を選択して使用しています。

2.抗張力が大きい
ウレタンゴムローラーの研磨をする前に充分な二次加硫を行い、ウレタンゴムの
物性が完全に安定した時点で研磨を行っています。この二次加硫を完全にする!
というkeywordこそが我が社、ウレタンゴムの注型工程~ウレタンゴムの研磨工程
まで一貫してる強みになります。研磨作業者の研磨工程がスムーズに行く様にと
ウレタンゴム注型の者は考え、又、注型作業者の注型工程がスムーズに行くようにと
研磨作業者は様々な注型治具を製作しております。

3.圧縮永久歪が小さい
①、②のウレタンゴムの特性の所では主に円筒研磨のお話しを展開させていただ
きました。しかし、この圧縮永久歪が小さいという特性を生かす研磨工程は、円筒
研磨ではなく平面研磨の際に気を付けています。
特に、ツメのウレタンゴムライニングの場合は、ツメの(金具)底面が平行に保てる
工夫を行っています。そうすることにより、ツメのウレタンゴムライニングの表面
がキレイに研磨でき、ウレタンゴムの特性を生かせるようになります。

色んなウレタンゴム製品を扱っております。

ウレタンゴム硬度も20度(A硬度)~D60度(D硬度)まで扱っております。

手のひらサイズのウレタンゴム加工のスペシャリスト集団・立成化学工業所。

小さなローラーやパッキン、金型なしのライニングなど、小さな部品の加工・製作が得意です。

部品1個から発注可能!試作・量産、どちらもワンストップで対応できます。
ウレタンゴムの事、ウレタンゴム加工で悩んだら、まずは立成化学工業所へご連絡を!

【住所】: 〒651-2145 兵庫県神戸市西区玉津町居住244-2
   
【TEL】: 078-927-5112 
【FAX】: 078-927-5114
【HP】:https://urethane-gum.com